こんにちは!
EVE Sunです。
ブログを更新できず大変申し訳ございません。この二日間仕事のPR動画の作成で、ブログまで手が回りませんでした。
まず、自分が請け負う予定の仕事の内容を詳細にまとめ、「その内容でPR動画を作りたいのだけれどどうしたらいい」って感じで、ChatGPTに相談し、動画の作成を始めました。
ChatGPTが指定する動画集めに時間がかかった上、作った動画がファイルの容量制限にひっかかり、そこからまとめることができるシーンは1つにまとめ、インパクトがないものについては、削除してと言った作業をしてやっと完成しました。
今回作ったのは、プログラム製造だったのですが、次、セキュリティコンサルティングのPR動画を作る予定ですが、そちらは、もうちょっと、早く作ることができそうです。
っとういうことで、本日は、先伸ばしにしていた世界の危機について話を進めます。
[パリ協定]
今回の件、どれだけ切羽詰まっている状況なのかということを知るために、まずは、パリ協定の内容を知らないと理解できません。それでは、ChatGPTにパリ協定の内容を解説してもらいましょう。
■主な目的
❶平均気温の上昇を産業革命以前と比べて2℃未満に抑える
理想的には、気温上昇を1.5℃未満に抑えることを目指します。
❷温室効果ガスの排出削減
・各国が自主的に「国が決定する貢献(NDC: Nationally Determined Contributions)」を提出し、削減目標を設定。
❸温暖化の影響への適応
・温暖化による被害(洪水や干ばつなど)に備え、適応策を進める。
❹資金や技術の支援
・先進国が途上国に資金や技術を提供し、気候変動対策を支援する。
■具体的な内容
・法的拘束力
パリ協定そのものには法的拘束力がありますが、各国の削減目標(NDC)は自主的なもので、具体的な達成義務はありません。ただし、5年ごとに目標を見直し、より高い目標を掲げることが求められています(進捗を促す仕組み)。
・カーボンニュートラル
21世紀後半には、温室効果ガスの排出を実質ゼロ(カーボンニュートラル)にすることを目指しています。
■参加国
・2024年時点で、パリ協定には196の締約国が参加しています。
・アメリカは一時的に脱退したものの、2021年にバイデン政権で復帰しました。
■パリ協定の意義
①全世界が一丸となる初めての取り組み
京都議定書では先進国のみが削減義務を負っていましたが、パリ協定では全ての国が参加し、貢献を求められています。
②目標を自主的に設定
各国が実情に応じた目標を掲げるため、現実的かつ広範な合意が可能となっています。
③技術革新と経済成長の両立
再生可能エネルギーや省エネ技術の促進が、持続可能な経済成長を支える道筋となっています。
■課題
1)目標と実行のギャップ
現在の各国の目標では、2℃未満どころか、1.5℃未満の目標達成も困難な状況。
2)途上国の支援不足
温暖化の影響を最も受けやすい途上国への資金・技術支援がまだ十分とは言えません。
3)実効性の確保
削減目標が自主的であるため、実行力をどう確保するかが課題。
パリ協定は、気候変動に対処するための重要な枠組みとして機能していますが、その成功には各国の努力と国際的な協力が不可欠です。
つい最近COP29の会議では、年間40兆円を拠出するという合意がされました。現在世界が真剣にこの問題に取り組んでいます。ただ、金額が少ないという発言がありましたが・・・?
[1.5度の壁]
以上の中で、疑問に持つのは、1.5度以内に抑えるといった記述です。この1.5度という記述は、産業革命からなのですが、なんで、産業革命から1.5度なのか、その理由についてChatGPTに聞いてみましょう!
■1.5℃の根拠
❶IPCCの報告
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、以下のような研究結果を示しています:
・気温上昇が1.5℃を超えると、2℃の上昇と比べて気候変動の影響が大幅に増大する。
・1.5℃を超えると、以下のような深刻な影響がより顕著に現れる:
┣海面上昇の加速による小島嶼国の水没や、沿岸地域への大規模な影響。
┣生物多様性の喪失:多くの生物種が生息地を失い、絶滅する可能性が高まる。
┣異常気象(台風、洪水、干ばつなど)の発生頻度と強度の増加。
┗食糧生産への悪影響:農作物の収穫量が大幅に減少。
❷1.5℃と2℃の違い
気温上昇を1.5℃に抑える場合と、2℃まで許容した場合の影響には以下のような違いがあります:
・海面上昇
┣1.5℃:2100年までに約26~77cmの上昇。
┗2℃:さらに10cm以上高くなり、被害が拡大。
・珊瑚礁の消失
┣1.5℃:70~90%が消失。
┗2℃:ほぼ100%が消失。
・熱波の頻度
┣1.5℃:約14%の人々が極端な熱波の影響を受ける。
┗2℃:37%に増加。
❸社会的不平等を最小限に抑える
1.5℃を超えると、途上国や小島嶼国など、気候変動の影響を最も受けやすい国や地域が特に大きな被害を受けるため、これを抑えることで気候正義を守る意図があります。
■1.5℃を目標にした背景
・パリ協定採択の経緯
パリ協定の当初案では「2℃未満」が主な目標でしたが、途上国や小島嶼国から「2℃では不十分で、私たちの生存が脅かされる」との強い訴えがあり、目標を「1.5℃未満」とすることが合意されました。
・道義的責任
途上国や小島嶼国は、温室効果ガスの排出量が少ないにもかかわらず、気候変動の影響を最も強く受ける立場にあります。このため、先進国が主体となって1.5℃目標にコミットする必要性が高まりました。
■なぜ1.5℃以内が重要なのか
1.5℃は安全のための「限界点」とされています。
これを超えると、次のような取り返しのつかない事態が起こる可能性が指摘されています:
・気候システムの「臨界点(ティッピングポイント)」に到達し、大規模な環境変化が加速する。
(例:北極の氷床の溶解、アマゾン熱帯雨林の崩壊、海洋循環の停止)
・気温が一旦上昇すると、これを元に戻すことは非常に難しい。
■実現の難しさと今後の課題
現在の各国の削減目標では、2100年までに約2.7℃上昇すると予測されています。
1.5℃目標を達成するには、2030年までに世界全体の排出量を約45%削減し、2050年までに実質ゼロにする必要があります。
■まとめ
1.5℃という目標は、科学的根拠に基づき、気候変動の被害を最小限に抑えるための最適なラインとされています。ただし、その達成には各国政府、企業、個人の努力が必要で、気候変動対策は緊急性を増しています。
よく聞く言葉としてカーボンニュートラルという言葉があります。その言葉の意味は、温室効果ガスの排出と吸収の量を等しくすると言うことです。その目標は、パリ協定では、2050年までに実現しようとしているのですが、現在の分析では、手遅れだという話があります。
[常態化する気温上昇]
今年はじめて世界の平均気温が産業革命から1.5度を超えました。そして、ニューヨークの「ユナイテッド・ネイションズ・プラザ(United Nations Plaza)」電光掲示板は、「4年282日23:57:45」で産業革命から1.5度以上の状況が常態化すると示しています(NHKでの番組の中の映像)。ユナイテッド・ネイションズ・プラザの電光掲示板の表示が正しいかどうかは不明ですが、世界の平均気温が、産業革命から1.5度以上超えたのは事実です。そして、気象予報を普段から聞いていて、その予報が近年非常に正確になったことを実感しています。その予報を出しているスーパーコンピュータと同じレベルのコンピュータが1.5度を臨界点と呼びその臨界点を超えたとき、地球の温暖化は止めることができなくなるといっています。
[臨界点を超える]
地球温暖化を止めることができなくなるスキームは以下の通りです。
↓
永久凍土が溶け出す
↓
メタンが噴出する
↓
気温を上昇させる
永久凍土については、「ゼロからはじめるシステム開発」でまとめ、近日「システムエンジニアが見た社会」にも転記しましたが、以前は100年ぐらいで溶けるとは言われていました。しかし、近年急速に溶け始め、あと、数十年ですべて溶けてしまうと言われています。地球を冷やすところが温暖化するという意味でも問題があるのですが、それに加えて、何万年もかけて永久凍土に閉じ込められたメタンが地表に出てくるのは、この問題をより深刻なモノとしています。その量は、1年に世界全体の人為的なメタン排出量の約116倍~1,158倍と言われています。そんな膨大な量のメタンの温室効果は、二酸化炭素のおよそ25倍とされています。
その状況になったとき、何をしても地球温暖化を止める手立てはなくなります。その分岐点を臨界点と呼んでいます。
[あとがき]
もう手遅れって印象を持ちましたか?しかも、トランプ次期大統領は、パリ協定は、環境サギだといい、協定から脱退すると言われています。そのパリ協定から脱退するアメリカは温室効果ガス排出No1の国です。
そのようなトランプ大統領の発言を、日本の政治家なら、リップサービスだから心配ないといいそうですが、アメリカの政治家は有言実行です。多分やるでしょう。その状況はまさに環境テロです。誰か止める人はいないのでしょうか?
少なくても、自分が生きているうちは、平穏に生活したいと願ってしまうのは自己中なのでしょうか?
引き続き、レポートを続けていきます。
では、また!
■地球温暖化から、投資する銘柄を考える [時事](2022年8月9日)
https://fanblogs.jp/socialsystem/archive/31/0
■地球温暖化について考える~永久凍土を温暖化からまもれるか [時事](2022年08月09日)
https://fanblogs.jp/socialsystem/archive/30/0
■地球温暖化について考える [時事](2022年08月01日)
https://fanblogs.jp/socialsystem/archive/32/0
コメント
コメントを投稿