こんにちは!
EVE Sunです。
2024年11月6日にめずらしく他の国の選挙結果について触れましたが、本日は、その選挙に当選した方が行う政策で、世界的に問題になりそうな話をします。それは、地球温暖化です。
[ドナルド・トランプ前大統領の今後の政策]
ドナルド・トランプ前大統領というか、来年また大統領になる方なのですが、もう先取してトランプ大統領と呼びましょうか?そのトランプ大統領、来年1月に就任したら、石油、天然ガスを「掘って掘って掘りまくれ」と言っています。理由はインフレだと想定されます。
[アメリカの現状]
アメリカは日本以上に物価が高い状況となっています。以前も話した通り、インフレは、低所得者ほど影響が大きくなります。スーパープライム、プライムと言われる人が、全人口の60%と言われており、それ以外の40%の人たちは、ニア・プライム、サブプライム、ディーププライムと言われる人たちです。その40%の人たちは、インフレという状況にかなり困っていると思われます。どうも、そのインフレを緩和するために、「掘って掘って掘りまくれ」と言っているらしいのです。
[エネルギー価格の経済への影響]
トランプ大統領が言う通り、石油、ガスをほってほって掘りまくったら、石油、ガスの価格はどうなるでしょうか?価格は下がります。
現状OPECプラス(OPEC加盟国と非加盟国による枠組み)では、減産傾向にあります。当初地球温暖化を防ぐためだと思っていましたが、そうではなく、需要と供給のバランス調整や市場の過剰供給リスクの回避が理由らしいです。その政策は、2024年まで続き、その後は未定なのですが、現在入ってくる情報では、自主減産を続けるらしいです。
[エネルギー価格が経済に与える影響]
エネルギー価格は、すべての価格へ影響を与えます。発電、工場、娯楽、運輸などなどエネルギー価格が上がるとすべての値段が高くなります。ただ、下がったらどうでしょうか?すべての価格が下がります。その結果、インフレが解消されるという流れを、トランプ大統領は考えていると思われます。
[石油・ガス増産後の地球]
石油・ガス増産後、値段が高く使用を控えていた人々が一斉に石油・ガスを使用するようになります。しかもその効果により経済がよくなるのと同時に、エネルギー需要がより大きくなり、石油・ガスの増産につながります。そして、より多くのエネルギー消費が行われ、より多くの温室効果ガスの排出が行われます。実はそれだけではありません。掘削するときにより多くの温室効果ガスを生み出してしまうらしいと言うことが、つい最近の調査から分かりました。だから、掘って掘って掘りまくれという状況は、地球温暖化政策という観点から言うと、かなり厳しい政策といえます。
[あとがき]
来年以降、トランプ氏が大統領になったら、地球温暖化政策が厳しいと思われたかもしれませんが、実は既に厳しいようです。その現状について、来週以降レポートしていきます。
なお、来週のレポートは、以下のNHKスペシャルを見てまとめたものです。多分明日までNHKプラスで見ることができます。興味深い内容となっていますので、見ることをお勧めします。
では、また!
■NHKスペシャル 調査報道 新世紀File7 気候変動対策の“死角”(NHKプラス)
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024113001433
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